Crux's Stardust Diary

クルックスの星くず日記

2011年08月

ライブドアから新サービス「ANKER」(アンカー)がオープンβの形でリリースされ、自分も参加、投稿してみました。

使ってみると思ったより深く、将来を感じさせるサービスでしたので、感想など書かせて頂きます。

日本の未来から今夜のアニメまで   ANKER

●ANKERって何?
上に載せたANKERトップページでは、「マジレスニュージェネレーション」とうたっています。失礼ながら正直、何かさっぱりわかりませんでした。
なので、ライブドアポータルのトップページに表示されていても、しばらく気づきもせず…。

もう少し詳しい説明は、
マジレス・ネタレスを楽しむ新世代の遊戯(ゲーム)。
注目度の高い旬な話題についてネット上でオープンに語る、ありそうでなかった新世代のコミュニケーションスペース・それがANKER! (ANKERとは
現在のANKERは「議論サービス」「掲示板サービス」「まとめサービス」「QAサービス」「コミュニケーションサービス」のいづれでもあり、いづれでもありません。(ANKERお知らせブログ
とのこと。これでもわかりにくい…。

実際使うと、ひとつのカテゴリでは収まりきれない大きな可能性を秘めたサービスで、一言で説明するのは難しいということがわかりました。

それでもあえてひとことで言うと、個人的には「新世代Q&Aサービス」と思っています。
Yahoo!知恵袋やOK Waveじゃない、Q&Aサイト。

下のスクリーンショットにあるQuoraというサイトを参考に、工夫を加えて独自性を出したサービスなのかな?と。

I2ch like anonymous culture overtake it    Quora
最初ANKERを使ったときに、すぐこのQuoraを思い起こしました。
Quoraは、実名ベースのQ&Aサービスです。
著名人が実名で回答することもあって、質のよい回答が集まると話題のサービス。

実際にANKERがどの程度Quoraを参考にされたかは存じません。あくまで個人的な印象として、Quoraの思想をベースに開発されたのかな、と思っています。

ちなみに上のQuoraでの質問は、ちょっと興味深いですね^^


「ネットの軸は実名になる  ANKER
これはANKERのトピック画面です。
質問あるいは議題があって、それに対する回答や意見が下に続きます。

トピック作成者、回答作成者とも、Facebookアカウントでログインします。
これによって実名性を担保し、質の悪い投稿を排除する意図があるようです。


日本の隠れた観光地とは   ANKER
とは言っても、硬い話題だけでなく、こんなトピックも多くあります。
これなら、Q&Aというよりも2ch掲示板的な話題ですよね。


外国人をビビらせろ!日本の隠れた観光地とは   ANKER

このトピックへの自分の投稿。
ANKERでは、自分の意見と共に「引用」が必要です。

ANKER独自のルールとして投稿の際には、インターネットの偉大な文化である「引用」をすることで、自分の意見に説得力を持たせたり、自分の提案を面白くしたりすることができるようにするとともに、完全なフリーフォーマットに制限を設けています。
良い「引用」と「自分の意見」をセットで投稿することで、そのトピックの評価をトピックメンバー全員の力で引き上げていただければと考えています。(ANKERお知らせブログ
との考えで、やはり質にこだわった投稿を求める姿勢のようです。

ブロガーの立場から見ると、トピックを立てた方がブログネタを提供して下さったような感じです。
自分の中でまとまらず未だブログ記事にしていないことを、トピックがきっかけで記事にする感覚でした。
ネタがあるぶんブログ記事より書き始めやすく、他の人の意見も見れて楽しいです。

そのうち他の投稿者ともっと交流できたり、投稿を自分のブログに簡単に貼り付けられるような仕組みが充実するのかもしれません。


ユーザー   ANKER
これが自分のユーザーページ。
立てたトピック数・アンカー(投稿)数・Facebookのいいね!がついた数・ウォッチリストに入れているトピックの数が出ています。

さらに、右のアイコンの下に「総合25位」とか「アンカー5級」とか出ています。
投稿数や「いいね!」評価などによってランキング順位や称号が上がってゆくことで、インセンティブを与えていますね。


●次世代集合知サービスの王道?
昨年頃から、「集合知」とか「キュレーション」とかの言葉が折りにふれ出てくるようになりました。
これからは、検索エンジンだけではうまく拾えないような情報が求められる時代になりそうです。

ANKERは、そんな情報を集積するための王道のようなサービスじゃないかな、というのが少し参加させていただいた印象です。
議論・掲示板・まとめ・Q&A・コミュニケーションを内包するサービスに成りうる可能性。それがうまく行けば、次世代総合サービスとして王様になれそうです。

王道なんだけど、Quoraのように堅い話題を議論するサイトでは、日本の現状では流行らなさそう。だからもう少しカジュアルな事もできるようにと、開発者が頭をひねられた跡が感じられます。それが「日本の未来から今夜のアニメまで」というコピーににじみ出ているようです。
実名制の担保とトピックや投稿評価のシステムをFacebookに委ねているのも、絶妙なアイデアかと思います。


●現時点で気になったコト
・日本ではまだ、集合知やキュレーションの必要性を感じる人が少ない?
自分の周りでは検索エンジンで十分という人がほとんどで、集合知?なにそれおいしいの?状態かもしれません。
ANKERが時代の先を進みすぎていた、ということにならないことを願っています。

・良質な情報を無報酬、実名で投稿する人がどれだけいるか?
Quoraで著名人が投稿するのは、その人や企業の宣伝になると考えられている面があるからと聞きます。
ANKERでも同様に、投稿して良い評価を受けることが名誉で宣伝になるのかどうか?
ANKERというサービス自体のレベルや知名度を上げるよう、ライブドアさんの頑張りに期待しています。


●最後に、ANKERのようなサービスが広まってほしい
ANKERに少し参加させていただいて、次世代ネットサービスの地平線を垣間見れたような気がしました(ちょっと褒めすぎ?)。
キュレーションサービス「NAVERまとめ」で、初めてまとめを作った時と同じような感覚を抱いています。

ぜひ次世代ネットサービスの先達のひとつとしてANKERには頑張っていただいて、ひとことでこのようなサービスを理解してもらえるくらいに広まり、新しいネットの時代を築いてほしいと思います。
個人的にも、検索エンジンで得られない情報や知的興味を満たしてくれるサービスが流行るのは、とても嬉しいことなんです。

ANKER(アンカー) http://anker.to/
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8月になりました。
もう僕はすっかり大人になってしまったけれど、この暑い季節が来ると条件反射のように少年時代を思い出します。

R0010149

この写真は、
蒸し暑くて夏らしい昨日撮ったもの。

入道雲が顔を出し、ザリガニ釣りをする麦わら帽子の少年がとても絵になっていました。
ここに自分の少年時代と変わらない光景があって、ちょっとタイムスリップ。

暑い中汗を垂らしながら、自転車でどこまでもどこまでも走り続けた、あの爽快感と辛さがよみがえってきます。
今になって車で走ると、大した距離じゃないんですけど。

こんな時は、やっぱり聴きたくなりますね。
井上陽水さんの名曲「少年時代」。


貼りつけたYouTubeは、ゲーム「ぼくのなつやすみ2」の動画付きです。
この、ぼくのなつやすみが、また好きなんです。

夏はまだまだ続きます、大人になっても夏を楽しみたいものです^^
Camera: RICOH CX5
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