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よく建仁寺に行っています。
気持ちが和む色と風。
畳に座っていると気分が落ち着いてきます。
遠くから来られる観光客と違って、地元の自分はここだけでゆったりした時間を過ごすのです。

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まず、建仁寺に向かう鴨川沿いにて。
京の夏の風物詩、納涼床の解体を行なっていました。
これを見るともう夏も終わりだな…、としみじみ。いや、もう10月も半ばでしょう。
日中はまだまだ暑く、たいがい秋らしくなってほしいところであります。

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暑い中ふらふらと建仁寺へ。
ここは方丈です。拝観料を納め、中へ入ってゆきます。
まだ夏っぽい雲ですよね。

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本坊中庭にある潮音庭(ちょうおんてい)。
畳が敷いてあって、座ることができます。

ここでそこそこ長い時間、ぼーっとお庭を見るのが大好きで、この日も40分くらいは居たと思います。
風が気持ちいいんですよね、まだまだ暑いから。

この写真、右端に小さく写りこんでいる男性がわかるでしょうか。長い間座禅を組んで瞑想されていました。
僕は座禅という程でもないものの、しばし魂が抜けていたかも知れません。

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おとぼけふくろうの蚊取り器がおいてありました。
蚊が沢山いるので、蚊取り線香はちょっとした気遣いですね。

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別の角度から見た潮音庭。
まだまだ緑が美しいです。

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建仁寺といえば風神雷神図屏風。
精密な複製品がおいてあります。

複製品といえども素晴らしく、一番上の写真ようにきれいなお庭と合わせて見て過ごす時間はとても上質。
だからここがお気に入り。
京都に住んでいるメリットで、気軽で安く贅沢ができてしまいますね。

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さらに気持ちを深く深くされたい方は、写経もできます。
でもちょっと敷居が高いように感じて、僕はまだしたことがないんです。この時も誰もいませんでした(^_^;)

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雲龍図。
桃山時代の襖絵。重要文化財だそうですが、これも複製品。
禅寺ぽくっていい感じです。

建仁寺はほぼどこも写真撮影可能なので、こうしてブログに載せやすいですね。このブログでも何度か登場しているはずです。

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お庭は、微妙な光のあたり具合、光と影がとても美しいのです。
光は刻一刻と変わってゆく。それを見ていると飽きないですね。
禅寺の雰囲気に馴染んで、少し無心になれたような気がします。

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さあ、もう帰りましょう。
帰り道、鴨川の上にかかる雲は、すっかり秋雲になっていました。

PENTAX K-7 with TAMRON XR DiⅡ 18-200mm F3.5-6.3