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新緑の季節ということで、緑がとっても綺麗な京都・嵯峨野の祇王寺をしばらくぶりに訪ねました。

一面が緑の世界に足を踏み入れます。この若々しいモスグリーンがほんと絶妙。

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上にはもみじが茂っていて、漏れる光が苔を部分的に淡く照らし、少し薄暗く湿った緑の空間で一筋の光が差し込む。
光と影は刻々と変わり、光景があれよあれよという間に変化してゆくことに驚きます。

光景だけでなく、写真では表せない温度や湿度や匂いもが心地いい空間です。

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祇王寺のアイドル、猫のまろみちゃんはのどが乾いているようで、水をゴクゴク。

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一輪の椿の花が元気な緑の苔の上に落ちていて、とても綺麗です。
ちょうど写真を撮りやすい場所に落ちていたので、お寺の人か誰かが置いたんだろうなあ^^。

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最初は緑が眩しいのですが、しばらくここにいるとだんだん目が慣れてきます。
知らずしらずのうちに、身体が緑に染まってゆくようなのです。

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祇王寺からさらに嵯峨野の奥へ進んで、愛宕神社一の鳥居へ。
日が暮れかかり鳥居の影が長くなってきています。

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一の鳥居をすぎた道端にたたずむ、道中安全を見守ってくれるお地蔵さん。

この先は清滝という川沿いの小さな集落を経てあとは山また山なのですが、その愛宕山の山頂に愛宕神社があり参拝登山する人が多いので、その安全を願うのでしょうね。

最近流行りのオカルト風に言うと、この愛宕山頂は京都の北西の結界でしょうか。
この辺りにくると、京のどん詰まりという地理的なことと歴史の深さから、そんなオカルトが自然なような雰囲気。霊気を感じるのは僕だけじゃないはず?

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どんどん奥に進んで、清滝の手前にある愛宕念仏寺。
たくさんの羅漢さんがお出迎え。ゴールデンウィークなのにここは人が少なくて、ゆっくりできます。

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羅漢さんの顔をひとつひとつ眺めていると、安らかな顔や楽しい顔が多くて、和んできます。でも、やっぱり霊気というか独特の雰囲気を感じます。

左から二番目の羅漢さんのように、大笑いしながら過ごしてゆきたいな。
そんなことを思いながら、1時間に2本位しかない帰りのバスに間に合うように急ぎます。

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嵐山に戻ってくると、現世に帰ってきたようで少しホッとします。お散歩程度なのに別の世界に行きかけていて危ない(笑。

山がすぐ西にあるのでもう日暮れ。仕事が終わって帰ってきた屋形船のシルエットが映えます。

Camera: Canon PowerShot G15