春になって、街なかでも一斉に花が開いています。
通りがかりにそんな花たちを見かけると、やっぱり写真に残しておきたくなります。

できれば、ボケ味の効いた写真を撮りたいなと思うのですが、背景をぼかすような写真が撮れるのは撮影素子(センサー)の大きい一眼レフになってしまいます。
でも、一眼レフは大きくて重い。いつも持ち歩くわけにはいきません。

何かコンパクトで背景をぼかした写真の撮れるカメラはないのかな?と探していて、昨年夏にRICOH CX5というコンパクトデジタルカメラを買いました。当時22,000円くらいだったと思います。
これがなかなか重宝なので、もう1年近くいつも持ち歩いています。

このカメラで最近撮った、通りがかりの春の花のマクロ写真を載せてみますね。

R0011199
矢車草。
背景のピンクが良くボケています。
きれいな玉ボケには、なかなかならないですけど。

R0011078
桜。
コンデジにしてはよくボケているのですが、ちょっとボケ味が雑然としていますね。
F4.8です。

IMGP2189
RICOH CX5 
このカメラは焦点距離35mm換算値300mmにて最短28cmまで寄れるという、他のコンデジにはない性能を持っています。
自分もこの性能を生かして、ほぼいつも300mmにズームして望遠マクロで撮っています。
撮影素子は1/2.3型と小さいのですが、これだけ望遠マクロにするとかなりボケますね。 

R0011142
忘れな草。 
青い花は背景に映えやすいように思っています。
青が入ることで写真全体の色にバラエティが出ます。

R0011227
もう一枚、ピンクの矢車草。
後ろのマーガレットの形がわかる程度のボケで写っています。
一眼レフのマクロレンズと比べるとどうしてもボケ味が劣るのですが、これもまた味があるように思います。

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花水木。
空をバックにすると、あんまりボケ味を気にしなくてすむのです。後ろの花がほどよい色のボケです。

花水木といえばこの季節聴きたくなる、一青窈のハナミズキを。
武部聡志のピアノが素晴らしいです。