Crux's Stardust Diary

クルックスの星くず日記

タグ: 祇王寺

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美しい紅葉を眺めに、今年も京都嵯峨野を散策してきました。
二尊院と祇王寺を中心に、写真を何枚か。
例年同じように見える写真ですが、やっぱり毎年違うのです。

今年はちょっと紅葉が遅めでしょうか。
上の写真、祇王寺の紅葉はきれいですが、まだ苔が落葉の赤絨毯にはなっていないですね。

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嵐山・渡月橋。
9月の台風で大きな被害を受けた渡月橋とその周辺のお店ですが、河川敷の一部を除いて復活していました。
ほっと一息。

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嵐山のメインストリート、長辻通。
すごい人ですね。
ごらんのように天気が良く暖かい休日だったので、驚くほどの人出になっていました。

僕は京都在住で嵐山嵯峨野に四季折々に出かけているので、抜け道など混雑回避の手段はある程度わかっていて、それほどひどく影響は受けないのですが。

この日はレンタサイクルで、奥嵯峨の二尊院と祇王寺に一気に向かいます。
散策にはレンタサイクルがお勧めです。

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二尊院、紅葉の馬場。
きれいな紅葉になっています。でも、最盛期よりやや早いかな?

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二尊院にある時雨亭跡。
ここで小倉百人一首が編まれたと言われています。

小倉山の中腹に位置し眼下の眺めがとてもよくて、一首浮かんできそうです。
しばしこの石の上に座って、嵯峨野の景色を見つつぼんやり。

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二尊院・法然上人廟
登るとちょっとしんどいので、人は少なめ。

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背景に映る、秋の木漏れ日が暖かいのです。

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トップの写真と同様、祇王寺。
上は紅色、下は苔色で目がチカチカするほど美しいです。

この日は訪ねる人が多いので人が映り込まない写真を撮るのは至難の業なのですが、なんとか撮れました。

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祇王寺のつくばい
ただでさえ癒される祇王寺で、水があるとさらに落ち着く感じになります。

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帰り道。
落柿舎の柿を見ると、もう冬が近いと感じるのです。

Camera: Canon PowerShot G15
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新緑の季節ということで、緑がとっても綺麗な京都・嵯峨野の祇王寺をしばらくぶりに訪ねました。

一面が緑の世界に足を踏み入れます。この若々しいモスグリーンがほんと絶妙。

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上にはもみじが茂っていて、漏れる光が苔を部分的に淡く照らし、少し薄暗く湿った緑の空間で一筋の光が差し込む。
光と影は刻々と変わり、光景があれよあれよという間に変化してゆくことに驚きます。

光景だけでなく、写真では表せない温度や湿度や匂いもが心地いい空間です。

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祇王寺のアイドル、猫のまろみちゃんはのどが乾いているようで、水をゴクゴク。

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一輪の椿の花が元気な緑の苔の上に落ちていて、とても綺麗です。
ちょうど写真を撮りやすい場所に落ちていたので、お寺の人か誰かが置いたんだろうなあ^^。

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最初は緑が眩しいのですが、しばらくここにいるとだんだん目が慣れてきます。
知らずしらずのうちに、身体が緑に染まってゆくようなのです。

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祇王寺からさらに嵯峨野の奥へ進んで、愛宕神社一の鳥居へ。
日が暮れかかり鳥居の影が長くなってきています。

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一の鳥居をすぎた道端にたたずむ、道中安全を見守ってくれるお地蔵さん。

この先は清滝という川沿いの小さな集落を経てあとは山また山なのですが、その愛宕山の山頂に愛宕神社があり参拝登山する人が多いので、その安全を願うのでしょうね。

最近流行りのオカルト風に言うと、この愛宕山頂は京都の北西の結界でしょうか。
この辺りにくると、京のどん詰まりという地理的なことと歴史の深さから、そんなオカルトが自然なような雰囲気。霊気を感じるのは僕だけじゃないはず?

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どんどん奥に進んで、清滝の手前にある愛宕念仏寺。
たくさんの羅漢さんがお出迎え。ゴールデンウィークなのにここは人が少なくて、ゆっくりできます。

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羅漢さんの顔をひとつひとつ眺めていると、安らかな顔や楽しい顔が多くて、和んできます。でも、やっぱり霊気というか独特の雰囲気を感じます。

左から二番目の羅漢さんのように、大笑いしながら過ごしてゆきたいな。
そんなことを思いながら、1時間に2本位しかない帰りのバスに間に合うように急ぎます。

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嵐山に戻ってくると、現世に帰ってきたようで少しホッとします。お散歩程度なのに別の世界に行きかけていて危ない(笑。

山がすぐ西にあるのでもう日暮れ。仕事が終わって帰ってきた屋形船のシルエットが映えます。

Camera: Canon PowerShot G15
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京都は紅葉真っ盛り。今年も素晴らしい光景に出会うことが出来ました。
前回の東山、永観堂と南禅寺につづて、今回は西山。
いつもお散歩する嵯峨野の紅葉を撮ってきたので、ご覧くださいませ。
おもに、二尊院と祇王寺です。

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二尊院、紅葉の馬場。
とても有名な場所ですね。
紅葉が美しいのと合わせて、観光客も多いですけどね。

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たまに下を見ると、何でもないような苔の上に落ちた葉も美しいです。

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二尊院本堂。
ここでも紅葉が映えています。

本堂前に一首書かれた立て札がありました。
百人一首26番
「小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ」
貞信公(藤原忠平) 
(小倉山の峰の紅葉よ。お前に人間の情がわかる心があるなら、もう一度天皇がおいでになるまで、散らずに待っていてくれないか。 )

とても有名な歌です。この和歌はまさにこの季節のこの場所を詠んでいますよね。
中学生か高校生の頃に情景も分からず覚えさせられたこの歌が、こんな素晴らしい紅葉を見て詠まれたのかと思うと感慨もひとしおです。

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白い壁までもが朱に染まっていて、別世界のよう。
写真のホワイトバランスの関係でやや赤が誇張されている部分がありますけど、それを差し引いても絵になりますね。

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陽の光を受ける葉をマクロで撮っても良い感じ。
淡い光が秋らしく、暖かくて優しいように感じます。

さて、二尊院からさらに奥嵯峨に移動して祇王寺へ。
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祇王寺。
一番上の写真もこの場所です。
まだ真っ赤な絨毯というわけではないのですが、赤や黄色の落葉の間からまだ緑が美しい苔が見える、このくらいの景色もとても好きです。

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つくばいも秋景色。

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赤い落葉の海に浮かぶ島のような苔の緑が、たまらない感じです。

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落ち葉が流れに乗って下ってゆくように、そろそろ帰ろうかと奥嵯峨から下ります。

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帰り際、落柿舎にて。
柿がだいぶ実ってきています。どんよりとした空の色と合わせて、もう冬はそこまでやってきていると感じさせます。

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嵐山渡月橋。
最後にここの美しい紅葉を見ながら帰りました。
次に嵐山嵯峨野で散歩をするのは、 すっかり枯れてしまって寂(さび)を感じさせる冬でしょうか。

PENTAX K-7 with SIGMA DC 18-50mm F2.8 & APO DG 70-300mm F4-5.6

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「京都・醍醐寺弁天堂の紅葉が鮮やかすぎる」 
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