Crux's Stardust Diary

クルックスの星くず日記

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あの世へ通じる、と言われる井戸があるんです。
見てみたい、井戸を覗いてみたいと行ってきました。

そこは、あの世とこの世との境目に位置する、六道と呼ばれる場所。
 
ここより先は、鳥辺野と言われる昔からの墓地。
京の都から亡くなった方を運んできて、ここ六道でお別れをします。
 
死んだ人はここで閻魔大王の裁きを受け、6つある死後の世界のどこかに行くといいます。

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そんな場所にある、京都・六道珍皇寺。
 
以前にも行ったことがあるのですが、あの世へ通じる冥土通いの井戸は普段は非公開で、遠くからしか見られませんでした。
あの世への入口を見てきました 京都ミステリースポット・六道珍皇寺

今回は、京の夏の文化財特別公開にて井戸の際まで行けるとのことで、リベンジです。

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お寺に入ると、早速閻魔大王像のお出迎え。期待に違わず怖い顔をしていらっしゃいます。
ここの撮影は禁止なので、チケットの写真で代用です。

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今回はお堂に上がり、詳しく説明を伺うことができました。
人は死んだ後、閻魔大王の裁きを受けて、死の世界に行きます。
行くのは6つの世界のいずれか。

天道:天人の世界
人間道:われわれ人間がいる世界
修羅道:戦いや争いばかりがある世界
畜生道:本能のままに生きるだけの世界
餓鬼道:飢えと渇きに苦しむ世界
地獄道:文字通り地獄

生きているときの行いによって、どの世界に行くか閻魔様が決められるとのこと。
これらの世界を描いた桃山時代の絵を見ながら、解説員の方が説明して下さいました。
昔も僧侶が分かりやすいように絵を見せながら説明し、仏教の考え方を広めていったとのことです。
しっかり生きてゆかないと死んでからも大変だなぁ、と思わせるのに十分。

その後、冥土通いの井戸を覗き込むことができました。
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中はシダの葉で覆われていて、底までよく見えません。わずかに水があるのがわかる程度。でも、かなり深い井戸とのことです。
この土地やお寺の独特の雰囲気からして、あの世へ通じていても不思議はないような。

ここは、なんだか不思議な気持ちにさせられるお寺です。死後の世界が身近に感じられる。
1000年以上前からあると言われるパワースポットでしょうか。いや、ミステリースポットかな。

Camera: Canon PowerShot G15
 
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Nisshi  top
こんなウェブサービスを探してたんだ、と思うものに出会いました。

SNSのような、ブログのような、ソーシャル日誌サービス「Nisshi」 https://nisshi.in/ 
肩肘張らず、本音もすらすら書けてしまい、微かな交流ができるサービス。 
しばらく使ってみて、とても心地良いです。 

まず、どんなサービスかを簡単に。

●特徴
  • ブログのようなレイアウトで記事が書ける。ただし書けるのはテキスト文書のみで、写真などは貼れない。
  • 1投稿1000字、1日50投稿の制限。
  • コメント欄なしトラックバックなし、ダイレクトメッセージなし、いいね!などのソーシャルボタンなし、アクセスカウンターなし、検索機能なし。
  • ツイッターのような、フォローのシステムはあり。
  • フォロワーのうち何人が記事を見たかが表示される。その数字だけが唯一記事への反応。
  • ユーザーが許可した、すべての公開記事が一覧で見れるページ(Public Feed)がある。
  • Public Feedで他人の記事に言及した記事は禁止。記事同士でコメントのようなやり取り禁止。
多機能な最近のブログやSNSと比べると、わざわざ機能を削って、ないないづくしです。

●なぜ、ないないづくし?

何のために、こんなに機能を削っているんでしょうか?
それは、投稿記事への反応をわざと少なくするためなんでしょうね。

”コメントのようにダイレクトに読者の反応を得ることはできませんが、その分コミュニケーションに気を遣う必要がなくなり、義務感や拘束感から解放されたちょうどいい距離感の心地よいソーシャルなつながりを生み出します。”  https://nisshi.in/html/about

読者からの反応が要らないなら、ひとりプライベートで書けばいい。逆に、たくさん反応がほしいなら他のSNSで書けばいい。
Nisshiでは日記を他人に見てもらうから、書くことに張り合いがでてくる。でも干渉されないから気楽に書ける。
ネットで一人ぼっちは寂しいけれど、微かな交流でいい、というニッチな選択です。

でも多くの人は、話題になる記事を書いてたくさんコメントを貰ってアクセスを稼ごうなんて、派手なことを望んでいないと思います。そんなのはアフェリエイターなどの商業ブログ。
そう考えると、個人ブログやSNSとしては、このNisshiはニッチどころか王道かも。 

●Nisshiの個人ページ 
goto motoshi s nisshi   Nisshi
これは管理人さんのNisshi。
広く公開されているので、恐縮ですが一例としてスクリーンショットを掲載させていただきました。
自分のページを載せるのが筋なのですが、今のところ内緒にしておきたいので。

Nisshiは、どのページもデザインがとても洗練されています。

●Nisshiで何が書かれている?
さて、こんな他から干渉されにくい環境で何が書かれているんでしょうか?
そこには、普段出せない心情が吐露されている事が多いです。やっぱり恋愛関係が目立つような。
恋愛以外でも、内省的な投稿をよく見かけます。

どんな恥ずかしいことを書いても、咎められたりおだてられたりしない(他人の批判など、規約違反は論外)。だから本音が書ける。 
それを読む方も、飾り気の無い気持ちを見ることができるから、共感を呼ぶんでしょう。これがNisshiの面白いところ。
特に公開された記事が一覧で見られる、Public Feedを読むのが楽しい。

●記事に反応を返せないのがいい
ここでのポイントは、記事に反応を返せないこと。コメント欄はなく、ソーシャルボタンもありません。
他の記事で言及するのも、Public Feedでは禁止。

もどかしいのですが、それがいいんです。反論からの喧嘩や炎上を生じないだけでなく、共感が広がりすぎることも避けられる。馴れ合い過ぎない。
だから静か。だからしんどくない。

●一体感の心地よさ
Public Feedを見ていると、なんだかユーザーのゆるやかな一体感が生まれているように思えます。
そしてその中に自分がいます。
こんな繋がる心地よさも、Nisshiの特徴でしょうか。

●新しい境地のSNS?
Nisshiでは、他のブログやSNSではあまりお目にかかれない、素朴な心の声を聞けるし、自分も書ける。
そんな投稿を引き出すなんて、実はNisshiはSNSの新しい境地かも知れませんね。

●追記
すみませんが、僕のNisshiページへのリンクはここには載せていません。今は、静かに過ごしたいので。 名前もアイコンもこのブログと違います。
でも、もしNisshiに参加して僕と思わしき人を見かけたら、静かにフォローしてもらえるとうれしいです。

では、Nisshiでお待ちしています。 
「Nisshi」 https://nisshi.in/  
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新緑の季節ということで、緑がとっても綺麗な京都・嵯峨野の祇王寺をしばらくぶりに訪ねました。

一面が緑の世界に足を踏み入れます。この若々しいモスグリーンがほんと絶妙。

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上にはもみじが茂っていて、漏れる光が苔を部分的に淡く照らし、少し薄暗く湿った緑の空間で一筋の光が差し込む。
光と影は刻々と変わり、光景があれよあれよという間に変化してゆくことに驚きます。

光景だけでなく、写真では表せない温度や湿度や匂いもが心地いい空間です。

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祇王寺のアイドル、猫のまろみちゃんはのどが乾いているようで、水をゴクゴク。

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一輪の椿の花が元気な緑の苔の上に落ちていて、とても綺麗です。
ちょうど写真を撮りやすい場所に落ちていたので、お寺の人か誰かが置いたんだろうなあ^^。

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最初は緑が眩しいのですが、しばらくここにいるとだんだん目が慣れてきます。
知らずしらずのうちに、身体が緑に染まってゆくようなのです。

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祇王寺からさらに嵯峨野の奥へ進んで、愛宕神社一の鳥居へ。
日が暮れかかり鳥居の影が長くなってきています。

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一の鳥居をすぎた道端にたたずむ、道中安全を見守ってくれるお地蔵さん。

この先は清滝という川沿いの小さな集落を経てあとは山また山なのですが、その愛宕山の山頂に愛宕神社があり参拝登山する人が多いので、その安全を願うのでしょうね。

最近流行りのオカルト風に言うと、この愛宕山頂は京都の北西の結界でしょうか。
この辺りにくると、京のどん詰まりという地理的なことと歴史の深さから、そんなオカルトが自然なような雰囲気。霊気を感じるのは僕だけじゃないはず?

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どんどん奥に進んで、清滝の手前にある愛宕念仏寺。
たくさんの羅漢さんがお出迎え。ゴールデンウィークなのにここは人が少なくて、ゆっくりできます。

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羅漢さんの顔をひとつひとつ眺めていると、安らかな顔や楽しい顔が多くて、和んできます。でも、やっぱり霊気というか独特の雰囲気を感じます。

左から二番目の羅漢さんのように、大笑いしながら過ごしてゆきたいな。
そんなことを思いながら、1時間に2本位しかない帰りのバスに間に合うように急ぎます。

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嵐山に戻ってくると、現世に帰ってきたようで少しホッとします。お散歩程度なのに別の世界に行きかけていて危ない(笑。

山がすぐ西にあるのでもう日暮れ。仕事が終わって帰ってきた屋形船のシルエットが映えます。

Camera: Canon PowerShot G15
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