
車で行った方が早いんですけど、たまにこのノスタルジックな電車に乗りたくなるのです。
電車の中には、通学の小学生や買い物帰りのおばさんから、観光客の外人までいろんな人が乗っているのですが、なにか調和していて楽しい気分。

皇室出身者が代々門跡(住職)を勤めたお寺だけあって、とても優美。
滝の音とひぐらしの声を聞いて、静かに座って庭園を眺めながら、夏の終わりを味わっていました。
写真にすると、パンフレットのようになってしまって雰囲気が伝わらなくて残念。まだまだ修行が足りません(^_^;)

あれ、カップルが写ってます。自分はひとりで巡っているので、ちょっとうらやましいぞ(・_・、)

さり気なく飾ってある花も、いつもながら上品です。

ここへ来るたびに、この場所この角度から写真を撮ることにしています。このブログでも何度も載せています。
というのは、行く季節や時間によってお庭の表情が変わるからなんです。この日はまだ苔の色がきれいな緑色で、ツクツクボウシも鳴いていて、9月に入ったのにまだまだ夏の雰囲気でした。

右上にぼんやり見える丸い窓は、有名な吉野窓です。この窓を通して見える外の色も、季節ごと時間ごとに違っていて、とても美しいのです。

夕方になって、涼しい秋風が吹いて、夏の疲れを癒すように和みました…。
PENTAX K-7, SIGMA 18-50mmF2.8 & PENTAX DA 50-200mmF4-5.6