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時はあっという間に過ぎて、もう9月になってしまいました。
散歩しやすい季節になって、ちいさい秋みつけた~♪となるかな、と思っていつもの京都嵯峨野を散策してきました。

上の写真は、今回のメイン「愛宕(おたぎ)念仏寺」。

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嵐山渡月橋。
えっ、もくもく夏の雲やん、ぜんぜんちいさい秋見つからへんやん!
レンタサイクル漕ぎコギ、汗は噴き出るし…。
そんな気持ちで写真を撮ってます(^^)

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嵯峨野名物の竹林はキレイだけど、めっちゃ夏の日差しやん!
日陰になってるから涼しいかと思いきや、やっぱり蒸し暑いし。
おまけに竹やぶ名物、蚊に襲撃されてカユイカユイ(泣)。

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落柿舎。
夏の花、百日紅(サルスベリ)のピンクと白が目立って、夏を謳歌しているようです。
さっぱり秋がおませんな~。

ここでめげてはなるまいと、どんどん嵯峨野の奥に入ってゆくことにしました。
落柿舎から先は上り坂、もうすぐそこに山が迫っているのです。

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愛宕神社、一の鳥居と平野屋(鮎料理店)。
あれっ、なんか、しっとりした感じになって来ました。

ここまで来たら、この先のどん詰まりにある「愛宕(おたぎ)念仏寺」まで頑張って自転車で坂を登ります。 

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愛宕念仏寺本堂。重要文化財です。
フラフラになりながら、なんとかたどり着きました。
あっ、ちょっと涼しい感じ。濃い緑で視覚的にも涼しくなります。

さてと、ここの名物は?
左の方にたくさんの石像が見えますね。

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この石像は「羅漢さん」というそうです。仏教で聖者の意味とのこと。
いい感じに苔がむしています。
この時ちょうど通り雨があったので、しっとり濡れて情緒が増しているよう。涼しくもなって、ほっと一息。

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羅漢さん、たくさんいますね。1200体あり、自分とそっくりな羅漢さんが見つかるらしいです。
ユニークな羅漢さんもチラホラと。

こちらは結構新しそうなのですが、昭和56年から平成3年に参拝者が作成したとのこと。
一般の人が彫ったにしては上手いなーと思っていると、下のようなのもありました。

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なかなかユーモラスで、和ませてくれます(^^)

有名な嵯峨野にありながら一番奥にひっそりと建っていて、観光客が少ない穴場のような愛宕念仏寺。
僕も初めて訪ねました。
静かにゆっくりと石仏を見ることができ、羅漢さんが小さな声で話しかけてくるのが聞こえそうです。

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愛宕念仏寺を出ると、そこはもう山で崖にトンネルが掘られています。
これが心霊スポットで有名な?清滝トンネル。

京都の西北のどん詰まりなので心霊スポット向きかもしれませんが、自分的には愛宕念仏寺のほうが心霊スポットにふさわしいような。

このトンネル、戦前は鉄道のトンネルだったらしいです。対面通行ができないほどの狭さの上に、自転車歩行者も同じ場所を通るヒヤヒヤするトンネル。
ここを抜けると、清滝という川沿いの小さな集落を経て、あとは愛宕山(あたごやま)などの山また山となります。京都の端の端ですね。

嵐山から一気にここまで自転車で登って来て自分はもうヘロヘロ。ここで引き返したのですが、上の写真のお父さんお母さんは元気ですよね、子供を後ろに乗せトンネルに消えてゆきました。

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帰り道、季節ごとに行く祇王寺(ぎおうじ)に立ち寄ります。
ここもまだまだ苔の緑が美しい夏色なのですが、風は少しひんやりとし、秋風になりつつありました。

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祇王寺のアイドル、まろみちゃんも元気なようです。

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庭に飾られた、桔梗の花。
落ち着いた苔の緑の中で紫がとても引き立ちます。

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さすが奥嵯峨まで来るとかなり涼しくなっているのですが、まだまだ汗は出るのでここで顔を洗うと気持ちいいだろうな、と思いつつ一枚。
ほっと一息ついたところで、そろそろ帰ります。

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帰り道、時々色づきかけているもみじを見つけ、やっぱり秋は静かにやってきているんだなと感じつつ、今回のお散歩は終了。
やっぱり小さい秋は見つかったようです。

PENTAX K-7 with SIGMA 18-50mm F2.8 & PENTAX DA 50-200mm F4-5.6